1人サロンを開業しようと思っているけど、開業本って何を読めばいいんだろう?おすすめの本があればぜひ知りたい。
いつか個人店をオープンしたいと漠然と考えているけど、一体何から始めればいいんだろう?
こんにちは、元1人美容室オーナーやぶきまゆこです。
今回はこのような疑問やお悩みをお持ちの方に、「1人サロン・個人店の開業で読むべき本とは?」について解説します。
この記事の内容
この記事を書いているのは
■ 都内で8年間1人美容室を経営
■ 顧客0の土地で開業、4年後には予約の取れない美容室に
■ 集客 ⇒ 主に自作ホームページ、ブログ、店頭チラシのみ
私は、都内に顧客0の土地で開業し、「1ヶ月前にすべての予約が埋まる1人美容室」を8年間経営していました。
1人サロンや個人店の開業を考えている方、開業準備中の方で「読むべき本が知りたい」という方はぜひ参考になさってください。
それではさっそく解説していきます。
1人サロン・個人店の開業を考えるならまずは本を読むべき
ネット情報ではなく本を読んだ方がいい理由
1人サロンや個人店の開業を考えたとき、何から始めたらいいのか分からないという方は、まず本を読みましょう。
開業に関する情報ならネット上に山ほどあるのに、なぜ本なのか?
理由はこちらです。
- 1冊の本に圧倒的な情報量と質が詰まっている
- 開業前だけでなく開業後にもいつでも見返すことができる
- 本の情報はネット情報のように知らないうちに消えてしまっていることがない
このように、1人サロン・個人店オーナーが迷ったときや悩んだときに、本はよき先生となり相棒となってくれるのです。
何から始めたらいいか分からない人でも、本を読むことで開業の全体像やイメージが湧いてくる
以上のことからも、開業を考えたらまずは本を読むことをおすすめいたします。
読むべき本はこの5冊
ではどんな本を読んだらいいのか?
実際に私が1人美容室を開業したときに読んだ本の中から、何度も見返した5冊をご紹介します。
- お客様がずっと通いたくなる小さなサロンのつくり方
- 小さなサロンのはじめ方: 必ず成功する! お店開業実用BOOK
- 女性が幸せになるためにゼロから始める サロンしたたか開業術
- お客様が「減らない」店のつくり方
- 知識ゼロでも自分でできる! 個人事業の経理と節税
後ほど1冊ずつ解説していきます。
1人サロンや個人店には小さな店向けの開業本が適している
上記5冊を見てお気づきの方もいると思いますが、この中に美容室の開業本は1冊もありません。
それはなぜか?
一般的な美容室の開業本は1人開業向けではなかったため、参考にならなかった
このようにそれぞれの業界本には1人開業を想定していないものも多く、読んでみてもピンとこないことが結構あります。
以上のことからも、1人サロンや個人店の開業を考えている方は他業種でもいいので「小さな店」向けの開業本を読むことをおすすめします。
1人サロン・個人店の開業で読むべき本【おすすめ5選】
お客様がずっと通いたくなる小さなサロンのつくり方
こちらは夫婦でエステサロンを開業し、度重なる失敗を経て軌道に乗せたオーナーが書かれた本です。
【おすすめポイント】
・開業前だけでなく開業後にも役立つ「小さなお店に特化したアドバイス」がふんだんに書かれている
・実例や失敗談をもとにしたノウハウが具体的でわかりやすい
・他業種でもかなり参考になる
私が実際に1人美容室を開業するときに、個人オーナーの先輩にすすめられた本なのですが、開業後も何度も読み返しボロボロになったぐらいお世話になりました。
「お客様がずっと通いたくなる小さなサロンのつくり方」は1人サロンや個人店オーナーを支えてくれる良本なので、手元に1冊常備しておくといいでしょう。
小さなサロンのはじめ方: 必ず成功する! お店開業実用BOOK
この本を読むと、漠然としていた1人サロンや個人店の開業の全貌が見えてきます。
【おすすめポイント】
・開業資金や物件選びなど、開業にまつわるノウハウが具体的に書かれている
・開業後の集客やリピーター作りのポイントも学べる
・この本以外にもさまざまな業種の「小さな〜」「はじめての〜」シリーズが探せる
私も、開業への思いが漠然としていたときにこの本を読みはじめ、具体的にどう行動していけばいいのかの参考にしました。
1人サロンや個人店の開業を考えたときに、まず最初に読む本として「小さなサロンのはじめ方」をおすすめいたします。
女性が幸せになるためにゼロから始める サロンしたたか開業術
この本の著者は、農家に嫁ぎながらもエステサロンを開業し大成功を収めた女性オーナーです。
【おすすめポイント】
・「女性の幸せとは」に基づいた開業・経営のノウハウが載っている
・1人サロンや個人店の経営、営業あるあるが具体的に書かれている
・実際の数字を用いた「自宅」と「店舗を借りた」場合の経営モデルプランの比較が非常に分かりやすい
「女性の幸せ」という視点からの開業本はなかなかなく、女性の開業と抱えやすい問題点の解決法は特に参考になりました。
開業前の女性だけでなく、1人サロンや個人店の女性オーナーで悩んだり迷ったりしている方は「女性が幸せになるためにゼロから始める サロンしたたか開業術」をぜひ読んでみましょう。
お客様が「減らない」店のつくり方
この本は、優良客・リピーターを増やしたいという1人サロンや個人店オーナーにおすすめの1冊です。
【おすすめポイント】
・著者は大手IT企業で「飲食店や美容室などの売り上げアップを続出させた」顧客管理ソフトの企画・販売者
・独自の店舗経営ノウハウ、実績に基づいた説得力のある集客本
・「上位3割の顧客が店舗の75%の売り上げを支えている」その上位顧客に来店し続けてもらうノウハウが書かれている
私は開業1年目に、著者の「お客様は「えこひいき」しなさい! 3倍売れる「顧客差別」の方法 (中経の文庫)
この「お客様が「減らない」店のつくり方」には既存客を維持する手法が書いてあるため、効果的な集客をねらいたい方は一読をおすすめいたします。
知識ゼロでも自分でできる! 個人事業の経理と節税
1人サロンや個人店のオーナーは個人事業主が大半のため、税理士に依頼しない場合は確定申告などの税務知識も必要です。
この本は私が個人事業主の税務について右も左も分からなかった時期に手にした本ですが、これを片手に毎年確定申告を行なっていました。
【おすすめポイント】
・「帳簿って?」「青色申告って?」という開業初心者に向けて丁寧に分かりやすく解説している
・税務関係において開業前に準備すべきことが詳しく書いてある
・個人事業主の節税についても学べる
今まで税務関係は会社に任せきりだったのでよく分からない、確定申告は初めてだが自分でやってみようと思っている方は、「知識ゼロでも自分でできる! 個人事業の経理と節税」を手元に置いておくといいでしょう。
まとめ:1人サロン・個人店の開業にはこの5冊の本を読もう
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した5冊は、私も開業後に何度も読み直し、悩んだときや迷ったときの道標になってくれました。
1人サロンや個人店オーナーには、身近に同じ境遇の人もいなく相談相手が見つからないという状況が生まれがちです。
そんなときにこの5冊の本が手元にあれば大変心強い味方になりますので、これから1人サロン・個人店の開業を考えている方や開業1年目の方にはぜひとも一読することをおすすめいたします。